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レポート
早朝、展望風呂に身を沈めたが、空は厚い雲に覆われていた。広野町が誇る「日本一の朝日」は次の機会に預けることにする。
朝食を済ませ、身支度を整え、9時ちょうどにJヴィレッジを出発した。
9:00 トレッキングスタート
木戸川までの道は標高が低く、広々とした平野が続く。海側には防潮堤が築かれているが、防災緑地は見当たらない。松の若木が整然と植えられ、冬枯れの風景の中に生き生きとした緑の絵を描いている。川面には白鳥が静かに浮かび、羽を休めていた。平野の一角には、さつまいもの生産拠点が新たに設けられている。その一方でかつて設置されていた太陽光発電施設は事業を停止しているようだった。復興の歩みは、試行錯誤を重ねながら続いていると感じる。
やがて岸辺近くに再建された津之神社に立ち寄る。社殿は新しく、凛とした佇まいである。傍には、この地域から他の地域に移住せざるを得なかった人々の心情を刻んだ石碑も建立されていた。言葉の一つひとつが胸に迫り、思わず目頭が熱くなった。

北田天満宮のある天神岬へ向かう。天満宮へは車道から離れ、登山道のような岬の急坂を登る。木立に包まれた山道は、いつものトレッキングしているような錯覚に陥る。



