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【レポート】浅間嶺

更新日:2019年5月17日

浅間嶺は北秋川と南秋川を分ける尾根である。塩山方面と五日市とを結ぶ古甲州道であり昭和の初めまでは生活物資を運ぶ人馬が往来していた檜原村の産業道路だった。

GWで五日市駅前のバス停は長蛇の列である。春と言うよりは初夏のような陽気の中、払沢の滝入り口から新会員3名を迎えて16名で出発。急勾配の舗装道を登り始める。



山道に入ると次々と花が出迎えてくれる。今回みられた花は約20種類ほど、上の方はまだ桜が咲いている。


(左から「イカリ草」「シャガ」、食べるイチゴの原種の「シロバナノヘビイチゴ」)



(左から「ツルオドリコソウ(蔓踊子草=黄花オドリコソウ)」「ヤマツツジ」「ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)」)




展望台では北に御前山や大岳山が一望できる。

昼食を食べていると北西のほうから黒い雲が近づいてくる。


(左から「トウゴクミツバツツジ」「ヒトリシズカ」「桜」)



下り始めるといよいよ怪しい雲行きになってきて頭上で雷鳴が響く。カッパを出す頃には冷たい風が吹きポツリポツリと降り始める。薄暗い杉林の中、気持ちは焦る。


数馬に着くと道路はかなり濡れていたが、私たちは土砂降りにあわずに下りてくることが出来た。数馬の湯で汗をながし帰路につく。

今回のバスは座席がうまるとそれ以上は乗せずに増発便が出て、立たずに帰れることは有り難かった。



[文・増永(参事)]

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