昨年の尾瀬がとても好評だったため、今年も是非にとの声で百名山のひとつである至仏山に会長を含む22名で登る。梅雨の時期ではあったが天気に恵まれ1日目は絵はがきやポスターでよく見かける湿原と木道の尾瀬ヶ原を歩く。所々に残る水芭蕉を始め紫色のカキツバタなど尾瀬を彩るたくさんの花々が迎えてくれる。夕食後外へ出ると空がピンクに染まりすばらしい夕焼けだった。夜のミーティングではスマホアプリの登山届けや地図、山岳保険やココヘリなど山で役に立つ情報の紹介があった。
2日目は早朝散歩で植物研究見本園を楽しむ人もいた。至仏山へは植物保護のため山の鼻から上り専用登山道となっている。樹林帯を抜けると視界が開け、眼下には尾瀬ヶ原が広がりその向こうには燧ヶ岳がそびえている。上部は大きな岩や蛇紋岩で足場が悪く登りにくい所もあったが次々に現れるお花畑に癒され、やっとたどり着いた頂上では皆満足げであった。この山行でいったい何種類の花と出会えたことだろう。まだまだ花への楽しみは尽きそうもない。
2019年7月5日(金)~6日(土) 尾瀬ヶ原と至仏山
[文・増永(参事)]
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