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新・アパラチアン・トレイルの旅
PENTAXで綴る
アパラチアン・トレイル3500Kmの旅
アパラチアン・トレイルとは
アメリカ合衆国東部の南はアラバマ州 から北はカナダ、ラブラドール地方まで延々と横たわる アパラチア山脈。その山中、ジョージア州からメイン州まで14の州をまたぎ、3500キロに及ぶ超ロングトレイル。一挙に歩き きるには、5ヶ月から半年かかる。ヨ ーロッパ系アメリカ人の心の故郷とも 言われるこの山脈の、このロングトレ イルに挑戦することが、アメリカのバ ックパッカーの大きな夢となっている。
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後援
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2011年04月25日

国立公園へのいざない

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吉野熊野国立公園大峰山脈

いつの間にか桜も散り、わが家の前にある久良岐公園の新緑の瑞々しさがピークを迎えています。
病のこともあり、友人、知人、仕事関係者と、次々とおいでくださるみなさんとの食事や談笑、そして講演会に執筆と、むしろ充実した日々を送っています。夢や思いの丈を好き勝手おしゃべりすることの嬉しさを堪能しています。先週は環境省で、僭越ながらも、自然環境行政のプロを相手に、市井の臣いや徒でもあるぼくがトークをしてきました。市民目線、歩く視点からの発信のたいせつさを伝える格好の場だったと自負しています。
5月に催行される国立公園に関するトーク第二回目について、先日も書きましたが、ここであらためてお知らせします。5月14日(土)16時半~18時。神田神保町にあるICI石井スポーツ・アースプラザで行なわれます。テーマは「心の原風景ー国立公園への誘い」詳細は日本トレッキング協会ホームページをご覧ください。無料ですが、お席確保のため、お申し込みをお願いいたします。お待ち申し上げております。

投稿者 kato : 13:55
2011年04月14日

スタッフ募集

ぼくが当初より関わっているNPO法人信越トレイルクラブがいま、スタッフを募集しています。厳密には、信越トレイルクラブが本部を置いているなべくら高原・森の家のスタッフとしての採用です。その業務の中の主たる仕事が信越トレイルの運営部門です。森の家、信越トレイルクラブどちらも、すばらしい組織です。全国の自治体のみならず外国からも頻繁に視察に来るほど、充実した活動をしています。自然大好きな方、自然のなかで仕事をしたい方、人と自然、人と人の優しい関係や和=輪を求めている方。ぜひ森の家のホームページで募集要項を確認して、応募してください。

投稿者 kato : 22:23
2011年04月09日

色彩(いろ)なき石も花と見き

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John Muir Trail2007

発売されたばかりのビーパル5月号で対談をお読みになった方、さぞや驚かれたことでしょう。それを機会に、このブログでも公表させていただくことといたしました。いつどのような形で公表すべきか、悩み続けてまいりました。
ビーパル5月号で、創刊30周年記念特別対談として野田知佑さんと語り合いました。その対談でぼくの現実を、はじめて一般読者に告白することになりました。そもそもその対談は、ぼくの現実を知りショックを受けた野田さんからの提案でした。「加藤、対談をやろう」。野田さんとぼくとの関係は、野田さんがまだまったく無名で30歳代。ぼくが編集者の時代に遡ります。そのころの、誰も知らない野田さんのエピソードをたくさん持っているぼくは、これを機会にその懐かしき時代を語り合いたいと、対談を受けることにしました。

じつは、野田さんが2月に出版された絵本『ささ舟カヌー・千曲川スケッチ』野田知佑・文/藤岡牧夫・絵(平凡社刊)のあとがきの最後に、ぼくの現実を書いています。ただし加藤ではなく、友人K。島崎藤村の『千曲川旅情の詩』を引用しつつ、次のように記されています。

先日、Kに会った。病気が進行して体が動かなくなる前に、千曲川をもう一度一緒に下ろう。そして、「千曲川いざよう波の 岸近き宿に登りつ 濁り酒濁れる飲みて」、来しかたのあれこれを懐かしもうじゃないか、という話をした。

それを読んだぼくは、千曲川旅情の詩は、ぼくが学生時代から愛し詠んでいた詩だったこともあり、感極み胸底掘り起こされ、野田さんとの懐かしきあれこれが一気に蘇ってきました。そして、この対談へと至ったわけです。
その現実がなにか。自らのなかでも、まだ信じがたき思いがあるからなのか、ずるずるとここまで引き伸ばしてしまいました。

じつは、治癒の術のない難病として国が指定する病、筋萎縮性側策硬化症(ALS)であることを、昨年、6月に宣告されたのです。筋肉に指令を発する神経細胞が破壊されていく病で、唯一ある薬も、筋肉破壊のスピードを緩める効果しかありません。宣告は、ある意味、死へのプロセスを提示されたことでもありました。発覚以来、日々、月々、明確に筋力が低下し、とりわけ今年になり、残酷なほどのスピードで筋力がそがれ続けています。今、すでに杖なしには歩けず、やがて近々車椅子生活になるかと思います。まだ、ぼくの場合喋る筋肉、食べる筋肉、呼吸する筋肉は十分にありますが、いずれこれらの筋肉もなくなり、やがて終焉を迎えます。
受け入れたくない気持ちは、未だにあります。が、ぼくは、死へのわかりやすいプロセスを提示されたことで、残された人生設計を描きやすくなったと捉え、すでに覚悟を決め、死をも含め受け入れています。これから、できることをできうる限り続けていくつもりです。
これまで、応援してくださった多くのみなさま。ほんとうにありがとうございました。みなさまの支えあってこその幸せなもの書き生活でした。衷心より感謝申し上げます。
これまでのように、自ら自然を歩き、歩く視線からものを見、触れ、感じ、考え、発信するぼくのスタイルは不可能になりましたが、これからも語れる限り、講演等でお話しさせていただき、今までのようにはいかなくとも、可能ならば書くことも続けていくつもりです。
病に伏した人生ではありますが、たとえ遠くとも見つめ続けてくださることにより、それを励みとしてゆっくりと歩んでいくつもりです。
ぼくのこのような現実があり、以前このブログでも紹介したように、妻が新たにブログ「加藤則芳 ロングトレイル行く」を立ち上げました。ロングトレイルはぼくの人生そのものでもあります。長くはなくなりましたが、できうる限り人生のロングトレイルを歩き続けるよう頑張ってまいります。今こうしてキーボードを叩いていますが、じつは、すでに指の機能麻痺が始まり、人差し指で叩いています。もともと極めつけなまけものブロガーでしたが、これからはやりたくとも、ブログ更新ままならなくなります。妻のブログはぼくのブログを引き継ぐ役割を担います。ぜひ、ときどきにでも、覗きにきてください。
たいへんなご心配をおかけしてしまったこと、お許しください。

投稿者 kato : 19:26
2011年04月08日

未来図

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十和田八幡平国立公園奥入瀬渓谷(5月中旬)

日々心塞ぎ、日々涙し、日々瞑想し、日々祈っています。そして、人の叡智及ばぬ自然の力をあらためて認識し、夢駆られる未来図を描き、そのビジョンに沿った復興計画を望んでいます。むろん、一刻も早い復興が望まれるものの、恐れるのは、活況復活のみにとらわれ旧来型のインフラ整備がはじまることです。
この震災の影響が、近刊予定のアパラチアンブック「メインの森をめざしてーアパラチアン・トレイル3500キロを歩く」にも及んでいます。紙です。災害により工場や倉庫が壊滅的被害を蒙るなどがあり、紙の調達に多くの出版社が四苦八苦しています。わたしの版元である平凡社も同じです。すでに編集作業は最終段階に入ってりるのですが、この影響で5月にずれ込みそうです。ここまで、我慢してくださっている皆さんです、申し訳ありませんが、いま少しお待ちいただけますでしょうか。

震災以来、4つあった講演会のうち3つが、自粛のために延期または中止となりました。そんななか、被災された方々への想いを常に胸に収めつつ、国を活性させるために、活動再開へと動きつつあります。
わたしの活動も復活です。


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3000キロを歩いたバックパッカー。彼等にとって残り500キロは、もう手の届く距離。それがアパラチアン・トレイル

まず、今月17日(日)に信越トレイルクラブ主催のトークショーがICI石井長野店で行なわれます。時間は午後3時15分から4時半まで。詳細は上記どちらかに電話でお問い合わせください。じつは、テーマは新刊本「メインの森をめざして」の出版記念トークショーなのです。ところが、上記のような紙の影響から、このトークショーには間に合いません。そのため、参加者には、平凡社がプロローグと第一章を記載した冊子を無料配布します。また、サイン本の予約申し込みもできるそうです。

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尾瀬国立公園尾瀬ヶ原から望む至仏岳(6月下旬)

前々回お知らせした国立公園テーマのトークショー「わが心の原風景ー国立公園へのいざない」の第二弾が行なわれます。5月14日(土)午後4時半から6時まで。会場は前回と同じ神田ICI石井のアースプラザです。参加費無料ですが、申し込みが必要です。来週には主催の日本トレッキング協会ホームページで告知されますので、そちらのほうへお申し込みください。じつは、先進国で日本ほど国立公園意識の低い国はありません。その美しさ、たいせつさ、問題点などを、美しいスライドを交えながらお話しさせていただきます。ふるってのご参加、お待ちしております。

今月20日には、環境省で先日入省したばかりの新人と自然環境局関係者の方々に講演会を開きます。自然環境プロフェッショナルの方々に、昨年、端緒についたばかりの九州自然歩道の再生事業や国立公園へのわたしなりの思をお話ししてくるつもりです。
わたしが数十年携わってきた自然と人との理想的な関わり方、とりわけ国立公園をテーマにしたさまざまな執筆、講演で常に意識していたのが環境省の存在でした。わたしのスタンスはジャーナリスティックであることによる外視線。つまり常に体制の外にいるにもかかわらず、環境省に関しては応援団を自認してきました。それは、日本の政治機構が自然環境行政に関して手薄過ぎるために、環境省の力が弱く、適切な仕事ができていないということ。その事実をわかった上で、他の利権がらみのある省庁と違い応援団がいないため、自然保護団体など、自然環境に関わる活動をしている団体や個人などこそが応援団になるべきという発想からでした。つまり、環境省にもっとお金と人を、と国民が応援団として後押しをすべきという思いなのです。
ささやかながらのわたしの活動ですが、少しずつ受け入れられつつあるようです。

投稿者 kato : 16:51
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