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新・アパラチアン・トレイルの旅
PENTAXで綴る
アパラチアン・トレイル3500Kmの旅
アパラチアン・トレイルとは
アメリカ合衆国東部の南はアラバマ州 から北はカナダ、ラブラドール地方まで延々と横たわる アパラチア山脈。その山中、ジョージア州からメイン州まで14の州をまたぎ、3500キロに及ぶ超ロングトレイル。一挙に歩き きるには、5ヶ月から半年かかる。ヨ ーロッパ系アメリカ人の心の故郷とも 言われるこの山脈の、このロングトレ イルに挑戦することが、アメリカのバ ックパッカーの大きな夢となっている。
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2006年04月29日

春だのに

豪雪の信越トレイル。傷めつけられたブナが痛ましい.jpg
4月16日の信越トレイル。まだ積雪5メートル以上あるだろう

寒かったり、暖かだったり、突然の雷雨だったりと、不安定な春。風邪をひいてしまいました。
大型連休ですね。時間を自由に使える身としては、交通ラッシュになるこの時期、なるべく動かないようにしています。なにしろ、渋滞や満員電車はだいの苦手です。わがままに時間を使える贅沢をお許しください。
とは言え、今年になってからはまだ、まともな山歩きをしていません。少し身体がなまってきていることも考えると、そろそろ本格的に動かねばと、明後日、丹沢に登ります。
冬にしがみつき、ぎりぎりまで遊び、先月下旬、ようやく心を春に入れ替えたと前に書いたわたしですが、じつは先々週、信越トレイルクラブ総会をかね、参加者12名ほどと、雪の信越トレイルを少し歩いてきました。

なんと、関田峠下の積雪が、4月16日現在、まだ4メートル! もっと驚いたことには、設置されている積雪計は8メートルまで計測できるものでしたが、最高積雪期には、その8メートルを越えていたことも判明。したがって、実際はどれほどの積雪があったかは不明。やはりこの冬の積雪量は異常でした。昨年の冬も19年ぶりの積雪だったのですが、実際歩いてみて、山麓や脊梁部の木々の傷みかたからも、豪雪による雪圧が尋常ではなかったことを物語っていました。
天気は曇り。脊梁部では濃いガスに巻かれ、日本海から吹き付ける風雪によって作られた雪庇の大きさもすさまじいものがありました。脊梁部はおそらく4メートルをはるかに越える積雪が残っているのでしょう。
参加者のなかに、72歳になる修験者(山伏)の方がいらっしゃいました。大峰奥駈を5年連続で修験している方です。なんと、この夏、スペインのサンチャゴトレイルに挑戦するとおっしゃっていました。わたしは大峰奥駈を何度か縦走したことがあるのですが、山中で修験者に会うたびに尊敬の気持を抱いていました。輪かんじきを履き歩く、孤高の姿。ご一緒に歩くことができ、感銘しました。
今回、もうひとつ、収穫。雪上に残されたクマの真新しい足跡を何度も発見したのです。遭いたいけれど、遭いたくない。野生の気配に参加者たちは、嬉し半分、恐し半分。複雑な表情を見せていました。
皐月になろうとするこの季節に、暗い風景写真ばかりで、ごめんなさい。

傷めつけられたブナ。このあたりの積雪はまだ5メートル以上だろう.jpg
豪雪に痛めつけられたブナ、哀れ

孤高を想う.jpg
孤高のお姿

生々しいクマの足跡。直径20センチほど.jpg
雪上に真新しいクマの足跡。直径20センチほど

足跡はそのまま崖を下っていった.jpg
足跡は、そのまま崖を下っていった

その分、おまけにめでたい写真を一枚アップします。昨日(27日)早朝、剣崎で釣り上げた巨鯛です。体長52センチ、2.7キロでした。

ごめんなさい.jpg
ごめんなさい

投稿者 kato : 00:02
2006年04月19日

「Gregory&The North Face」

先日更新されたばかりの「グレゴリー」のホームページに、アパラチアン・トレイルの報告が、何枚もの写真とともに紹介されています。同じく「グレゴリー」の今年度版カタログにも、大きく載っています。「ザ・ノースフェース」の春夏号カタログには、このブログのタイトル用に使っている写真が見開きで載っています。ぜひ、ご覧になってください。
ついでですが、発行されたばかりの「ヤマケイJOY増刊号」(山と渓谷社)に、ぼくのバックパック履歴のインタヴュー記事が見開きで載っていますので、これもご覧になってください。この号は、山の道具を徹底的に紹介する特集号になっていて、この連休や夏に向けて山の道具を買おうかと思っている方にとっては絶好の情報が満載です。驚くほどのヴォリューム(厚み)ですので、ぜひ、本屋で手にとってみてください。
また、今年の新年号から「山と渓谷」本誌でも、アパラチアン・トレイル関係の連載をしています。今月号(5月号)は5回めということになります。
新ポータルサイト「Yahooセカンドライフ」については、先日もご案内しましたが、ご覧いただきましたでしょうか。

投稿者 kato : 15:52

リニューアルしました

ご案内が遅くなりましたが、すでにおわかりのように、先々月からこのブログのURLが変わりました。しばらくは古いURLにアクセスすると、新URL(www.j-trek.jp/kato)にジャンプするようになっていますが、お早めに変更保存してくださるよう、お願いいたします。
ご覧いただいているように、きょう、トップ写真をアパラチアン・トレイルの写真に切り替えました。今までは、ジョン・ミューア・トレイルの象徴的な写真を使っていましたが、これからはこのイメージになります。これもまた、ぼくにとってアパラチアン・トレイルの象徴写真の一枚です。
場所はヴァージニア州。2005年5月23日午後6時20分ころの撮影です。この日は、この草原のすぐ脇にテントを張って夕食の準備をしていたところ、突然空が掻き曇り、すさまじい雷雨がやってきました。その直前、雷雲の隙間からSun shower が草原に注ぎ、そのあまりにも美しい光に、あわてて三脚を立てて撮ったセルフポートレートです。
かなりの数のシャッターを切った、そのうちの何枚かをここにご紹介します。

雷雲の下、一瞬の光りを貫くアパラチアン・トレイル.jpg
暗雲の下、一瞬射した光の中を延びるアパラチアン・トレイル

at Rice field shelter (38).jpg
行くか,留まるか、迷うショートハイカー

soon before thunderstorm at Rice field shelter (12).jpg
天気急変に怯える山並み

雷雨から逃げるように歩くハイカー.jpg
雷雨から逃げるように歩くアパラチアン・ハイカー

投稿者 kato : 11:53
2006年04月13日

春もみじ

十和田湖夕景.jpg
十和田湖夕景

十和田湖春もじみ.jpg
春もみじ

春もみじという表現をご存知でしょうか? 「春になんでもみじなんだ?」 と思われるでしょうが、これがまた、妙を得た言葉なのです。一昨年5月、ある雑誌の取材で十和田と八甲田の春もみじを見に行きました。春もみじという表現の発祥の地が、じつは青森なのです。その象徴としてのエリアが十和田八甲田です。この年、期待の八甲田は、まだ残雪が多く、ようやく芽吹きがはじまったばかりでしたが、春もみじは、十和田湖で堪能しました。春もみじとは、新緑の季節にしかわからない緑のバリエーションを主体に、そこにサクラのピンクが混じる春の山麓模様を言うのです。
じつは、Yahoo がこの4月から新しく開いたポータルサイトYahooセカンドライフでぼくの連載が始まりました。今ちょうど、十和田の春もみじをテーマにした第一回目のエッセーがアップされています。サイトを開いたら「旅」というジャンルをクリックしてみてください。

新緑を楽しむ最高のトレイルと、ぼくがよく挙げる奥入瀬渓谷の散策路は、焼山から十和田湖までの14キロをゆるやかに渓流沿いに延びています。
「菜種梅雨の季節になると屋久島を思い浮かべるのとおなじように、新緑の季節になると、ぼくはいつも奥入瀬渓谷の清冽な水の流れと、若草色に萌えるブナの森を思い浮かべてしまう。目を閉じると、せせらぎに遊ぶカワガラスや可愛らしいミソサザイが、せわしなくかしましく飛び交う、うららかな奥入瀬渓谷の春の風景と音が蘇ってくる」(『自然の遊び方50』平凡社)と書いた奥入瀬渓谷は、じつは春もみじを楽しむにはむいてはいません。春もみじは、離れて見なければ、そのよさがわからないのです。奥入瀬渓谷は新緑の洪水のなかを緑に染まりながら歩く恰好のトレイルなのです。

この2週間ほど、冬から春への心の衣替えそこそこに、桜の季節を楽しんできました。横浜にあるマンション5階のわが部屋正面にある久良岐公園は、いま「春もみじ」の季節を迎えています。
4月の2日に、わが家で桜パーティーを開きました。あいにくの雨で久良岐公園散策ができなかったのですが、ベランダから撮影した写真をアップしましたので、ご覧ください。ぼくはむろん、ソメイヨシノの品格のある艶やかさも大好きなのですが、それ以上に、緑色のバリエーションのなかにピンクのアクセントとしてドットのように散りばめられたヤマザクラの姿が好きなのです。地味ではあっても、楚々として控えめな、曖昧な日本らしい姿に心惹かれます。そのヤマザクラやオオシマザクラ、エゾヒガンなどが混じった久良岐公園の森は、山好きでいつでも山に飛んでいきたいぼくの心を癒ししてくれるのです。

春もみじ04.02.06.jpg
桜紋様久良岐の森(04.02 from my room)

春もみじ04.13.06.jpg
雨もよい久良岐の森(04.13 from my room)

投稿者 kato : 12:55
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