グレート・スモーキー・マウンテン国立公園を歩いています
歩き続けている。きょうすでに330キロを超えた。ジョン・ミューア・トレイルの総距離とほぼ同じだ。それを実質2週間で歩いたことになる。とは言え、まだ全体の10分の1。グレートスモーキー・マウンテン国立公園を縦走中だ。東西に約115キロある国立公園のその背骨の部分を歩いている。その稜線はノースカロライナとテネシーとの州境にあたり、ぼくの右足がノースカロライナで左足がテネシーを歩いている。そんなこと、日本の山だったらいくらでもある。ぼくがかかわっていて、今年の夏オープンする予定の信越トレイルだって長野と新潟県境のトレイルだ。でも、日本の山を歩いていて、それを知っていても、そこまで意識したことはない。やはり、アメリカという国の大きさと、州自体の大きさが、ぼくの意識の底にあるからだろう。ノースカロライナ側に両足を入れてみたり、テネシーで休んでみたり。そんなことを楽しみながら歩いている。

朝靄のアパラチアン・トレイル
そこもすでに半分はこえた。そして、食料調達の予定に入っていない、しかし、一大観光地として有名なGatlinburgという街にヒッチハイクで下りることにした。この街は、ぼくも以前に何度か訪れているが、とにかくアメリカっぽい俗悪な街だ。治安が悪いとかいうのではないけれど、派手派手しいアトラクションや食べ物やが立ち並ぶ小さな街なのだ。でも、そこには数十のホテルがあり、それがぼくの目的だ。
じつは、いままでのブログをご覧になっておわかりのように、まともな写真がアップされていなかったことが、歩いていながら、ずっと気になっていたのだ。
というのも、いままで降りたいくつかの町には、まともなホテルやモーテルがなく、小さなホステルのようなところに泊まると、そこにはプライベートな部屋はなく、電話も共用なのだ。集中して原稿も書けず、ましてや共用の電話に遠慮しながらモジュラーをつないで、アップした。電話待ちをしている他の客がいるところで、時間のかかるブログの更新なんか、できなかった。同じように、iBepalにもまともに原稿が書けないでいた。ただ、そちらのほうは2本、原稿が届いているはずなので、近々アップされると思う。
稜線上は、まだ緑がない。冬色の世界だ。しかし、きょうのように、町へ降りてくると、そこは、初々しい新緑が満ち溢れた世界だ。そして、アメリカ東南部で特徴的なハナミズキの真っ白な花が緑に混じって咲いている姿は、言葉には言い尽くせないほどに美しい。
そういう世界を実際に歩けるのは、もうあと一週間か10日先だろうか。
でも、枯野を歩くうち、次々に春を告げる花が路傍に咲き始めている。はじめBlood Rootだけだった花が、今では、さまざなま種類や色が歩くぼくの眼を楽しませてくれている。
特に、この国立公園の稜線に登りついたときの感動は、どうやったらお伝えできるのか、わからない。
きょうは、そういった花々の写真のアンソロジーをお見せしよう。とは言え、このインターネットもアナログの世界なので、あまりたくさん、というわけにはいかない。
それでは、またお伝えできるときまで、
Keep going!!

まだまだ、林床はこんな感じ

blood roots
rue-anemone
sweet white trillium

spring beauty

そのspring beauty のカーペットが、今、国立公園の稜線に30キロにわたって続いているのです

